社会で大きな受け皿の役目を果たしている通信制高校

問題を抱える生徒達が存在するという事実


私が高校の非常勤講師をしていた時に、勉強を続けるつもりで入学してきたわけではない生徒がいることに気づきました。
そういう生徒は授業中の態度を見ているとすぐにわかったし、中には友人関係に悩んでいるような集団生活になじむことが苦手な生徒もいました。
授業中の態度は特に問題がなく、テストの点数も良い点数ばかりで成績が優秀であるにも関わらず、集団生活になじむことができずに、夏休み明けなどに突然通学できなくなってしまう子供も年に1人は必ずいたようにも思います。
これは特に女子生徒に多く、実力があるのに本当にもったいないと思っていました。

通信制高校で見いだす新しい可能性

成績面では全く問題がないので、高校を退学してしまい大学進学への道が閉ざされてしまうと、教員としてはもったいなく思うし、なんとかして大学の受験資格を満たすことができるようにと思ってしまいます。
そこで希望の持てる生徒には、通信制高校への転学という選択肢を紹介するようにします。
他の学生と接触する機会も少ないですし、自分のペースで勉強ができるので、もともと成績優秀であるとその後偏差値の高い大学へ入学したという結果もたくさん出ています。

通信制高校という制度で新たな道を切り開く

勉強が苦手な子は、テストの点数がまったくとれず、補習の時間を取っていても、一対一で教えているときだけ勉強して、自宅学習はまったくしないというパターンが多いので、教員の方も生徒の性格面などは好意的に評価していても学習面をごまかすわけにはいかず心を痛めながらも留年という判断をしています。
まだ10代で留年という落第者の判を押されてしまうと、初めての挫折に同じ高校に通い続けることは恥ずかしくてできないと退学してしまう生徒も半分ほどいます。
このような生徒にも、自分がなぜ前の高校をやめてしまったのか説明する煩わしさがない通信制高校を紹介することになります。
人間にはいろいろなタイプがいるので、通信制高校は大きな受け皿になっています。